秋になって肌寒くなってくると食べたくなるサツマイモ。
最近では、一年中スーパーで焼き芋が売っていたりしますよね。
サツマイモは一年中収穫できるわけではなく、夏から秋に収穫したものを貯蔵しておき、次の年の6月頃まで出荷できるようにしているんです。
焼き芋やふかし芋、煮物や炒めもの、スイートポテトなど・・・色々な食べ方がありますが、皮ごと食べるのが苦手、という方もいると思います。
あつあつのサツマイモの皮をむくのって大変ですよね。
そこで今回は、火を通したサツマイモの皮を簡単にキレイにはがす方法をご紹介します。
美味しい茹で方と、皮のむき方2パターン
最初に、美味しいサツマイモの茹で方をご紹介します。
1.さつまいもを適当な大きさに切りましょう。
薄すぎると皮むきの回数が増えてしまうので、4~5センチ厚さくらいの輪切りが良いです。
2.鍋にたっぷりの水をはり、さつまいもを重ならないように入れて火にかけます。
3.沸騰したら弱火にして、約10分茹でます。
4.火をとめて、そのまま約10分放置します。
5.お湯をすてて、再度フタをして約10分放置します。
少し時間はかかりますが、弱火と放置でガス代節約にもなります。
また、低い温度でじっくり火を通すことによってサツマイモのでんぶんが糖に変わり、甘みが増して美味しくなりますよ。
それでは、本題の皮のむき方です。
二つご紹介します。
一つ目は、つまようじを使ったむき方です。
茹でたサツマイモの皮と実の間につまようじを刺し、サツマイモの円形に沿ってつまようじをスライドさせていきます。
とくにコツなどいらず、思った以上にするっと皮がむけますよ。
二つ目は、キッチンペーパーを使ったむき方です。
キッチンペーパーでサツマイモを包み、両手の親指を使って左右にゆっくりすべらせます。
こちらも簡単に皮がむけると思うので、つまようじが家にない、という方は試してみてくださいね。
サツマイモは皮に栄養がいっぱい!
サツマイモの皮が苦手という方は、毎回調理をするごとに皮を捨ててしまっていると思います。
上記でも、簡単な皮むきの方法をご紹介しましたが、サツマイモの皮にはたくさんの栄養素が含まれているので、本当ならまるごと食べた方が体にとっては嬉しい効果があるのです。
皮の鮮やかな紫色はポリフェノールのアントシアニンです。
このアントシアニンは、血管をきれいにしてくれて血行促進の効果、動脈硬化予防が期待できます。
また、クロロゲン酸というポリフェノールも豊富です。
このクロロゲン酸には、「抗酸化作用」といって、体が酸化してしまう=老化してしまうのを抑制する効果が期待できます。
今話題のアンチエイジングケアとして役立つんですね。
体に良い成分がたくさん含まれているとわかると、きれいにむけた皮、もったいないですね。
そのまま食べるのは嫌でも、他の料理に入れてしまえば、意外と気にせず食べられるんですよ。
料理例をいくつかご紹介しますね。
○みそ汁
他の野菜と一緒に細切りにしたサツマイモの皮を入れてしまいましょう。
手軽にできて、栄養満点です。
○きんぴら
皮を細切りにして、人参やごぼうと一緒にごま油で炒め、醤油、酒、砂糖で味付けをします。
最後にいりごまをふります。
ごぼうの食感が勝って、サツマイモの皮の存在が気になりませんよ。
○かりんとう
皮を適当な大きさに切ります。(大きめの方が食べごたえ有り)
160℃くらいの低めの温度で素揚げします。
砂糖をまぶして完成。
コクがある黒砂糖がおすすめです。
さいごに
いかがでしたか。
サツマイモの下処理、火を通したサツマイモの皮をキレイにはがす方法、皮の栄養素と活用レシピをご紹介しました。
皮が好きな人も、そうでない人も、サツマイモをまるごと美味しく食べられるようにいろいろ試してみてくださいね。
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