コップが汗をかくのはなぜ?予防や対策はできる?

コップが汗をかくのはなぜ?予防や対策はできる? ライフハック

コップが汗をかくのはなぜ?予防や対策はできる?

 

暑い時期にはキンキンに冷えた飲み物が恋しくなりますね!

 

ですが冷たい飲み物を注いだコップは、少し経つと汗をかいています…。

汗をかいたコップを持つと手が濡れたり、コップを置いた場所が濡れてしまうことも。

 

こういった場合にできる予防策や対策はないのでしょうか?

また、そもそもなぜコップは汗をかくのでしょうか?

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なぜコップは汗をかくの?

 

空気というものは、目には見えない小さな粒子(分子)がたくさん存在し、構成されています。

 

それから「水蒸気」という小さな小さな水の粒も存在します。

水蒸気というのは空気1㎥あたりに存在できる量が決まっていて、これを「飽和水蒸気量」と呼びます。

「飽和水蒸気量」は温度が高いと多くなり、低いほど少なくなるという性質があります。

 

これはなぜかというと、先程お話しした「分子」が、温度が高い方が空気中で自由に移動できる幅が大きくなるんですね。

反対に温度が低いと「分子」が移動できる幅が小さくなります。

 

イメージとしては、あったかくなると元気に遊びに出て、冬になると「寒い寒い」と部屋で縮こまってる子供たちを想像してもらえると分かりやすいと思います。

 

そこに水蒸気ちゃんが「遊びに来たよ!」と分子の中に入ろうとしたときに、あったかいときはたくさん動けて居場所もあるので「一緒に遊ぼう」となるのですが、寒い状態だと分子が部屋でぎゅうぎゅうになっていて狭いため、水蒸気ちゃんが入り込む場所がないのです。

 

コップに冷水を入れたことによって周りの空気が冷やされると、飽和水蒸気量が少なくなります。

そのとき、空気中の水蒸気の量が飽和水蒸気量よりも多かった場合に、それを超えてしまった水蒸気が集まり、水滴となってコップにくっつくのです。

 

これが、コップが汗をかくメカニズムになります。

 

 

コップが汗をかくのを予防したい!

 

コップが汗をかくとテーブルが濡れたり、持つたびに手が濡れてしまって不便ですよね。

そこで、コップが汗をかかないように予防する方法を調べてみました。

 

・できるだけ冷やしすぎないようにする

それほど冷やす必要のない飲み物については、冷蔵庫で冷やしておいたものをそのまま飲むようにすると良いです。

冷蔵庫で普通に冷やしたくらいの温度なら、まったく汗をかかない訳ではないですが、多少和らげることができます。

氷を入れると飲み物の温度が下がり、飽和水蒸気量も少なくなりますから、水滴がついてしまいますよ。

 

・二重構造のグラスや、木のコップもオススメ

とは言え、特に夏場はよく冷えたものが飲みたくなりますよね。

そんなときに便利なのが二重構造になっているグラス。

コップが二重になっていて、中の熱を外に伝わらせない構造になっています。

そのため、冷たいものを入れてもコップ表面の温度が下がらず、水滴がつきにくいという仕組み。

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見た目もとてもオシャレなので、人気のアイテムとなっています。

 

また、漆器などの木のカップもオススメ。

木はガラスより熱伝導率が弱いので、急激に周りを冷やすわけではありません。

全く汗をかかない訳ではありませんが、比較してみたところ、グラスよりは水滴がつかないという結果となりました。

 

 

コップが汗をかいたときに出来る対策はある?

 

暑いオフィスや家で作業するとき、できれば冷たい飲み物があると嬉しいですよね。

そんなときにオススメしたいのが以下の方法です!

 

・コースターを使う

テーブルが濡れるのを防ぎたい場合の定番、コースター。

吸水性の高いものを使うのがポイントです。

 

1.ポリウレタン

吸水性が高く、コースターとしての需要が多い素材です。

たっぷり水を吸い込んでも、ぎゅっと絞るだけでOK!

値段はネット通販だと500円前後のものが多いようですが、毎日でも使えるものなので、一枚手元にあると便利ですよ!

 

2.珪藻土(けいそうど)

珪藻土はもともと建物の外壁に使われていた自然素材。

この珪藻土を高温で焼いてセラミック状態にしたコースターは吸水性抜群です。

ただし、水を含んだ珪藻土コースターは十分に乾燥させる必要があります。

湿気の多い場所に置いておくと吸水性が落ちてしまうので、注意してください。

 

3.紙製のコースター

紙製のコースターは安価なので、飲食店などでも良く使われます。

私がよく行くネットカフェのドリンクバーでも、紙製のコースターが使われていますね。

紙製のコースターは種類にもよりますが、高い吸水性が期待できるものも。

特に和紙は吸水性に優れていてオススメです。

紙製コースターは一度使うと素材自体が弱くなるので、できれば使い捨てで使いましょう。

 

・リストバンド

汗をかくといえばスポーツをするときなどに使うリストバンドを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか?

このリストバンドをスリーブのようにグラスやコップにつけると水滴を吸ってくれて、手が濡れることはありません。

引っ張れば伸び縮みするので、着脱も簡単。

最近ではいろいろなスポーツチームのものや、音楽フェスやコンサートグッズとしても売られていますよね。

自分の好きなチームやアーティストのグッズを手元に置いて仕事ができると思うと、ちょっと気分も上がりますよね♪

 

・ハンドタオル

自分のためだけに対策をしたい場合は、タオルを使うのが一番手っ取り早いです。

コップの周りにタオルを巻いて輪ゴムで止めたり、タオルをコースター代わりにすれば、水滴で回りが濡れるのを防ぐことができます。

 

ちなみに私が家で実践しているのが、ハンドタオル+マグカップというスタイル。

お気に入りの柄のハンドタオルを机の上に敷いて、コースター代わりにしています。

マグカップは水滴はつきますが、持ち手があるので、飲み物を飲むときも手が濡れずに済みますよ♪

 

 

まとめ

 

コップが汗をかくのを防ぐには、あまり冷たすぎるものを入れないようにすると良いようですね。

 

実際、冷たいものばかり飲むのも冷えすぎてしまうため、正直体には悪いです。

 

だけど、どうしても冷たいものが飲みたい!というときには、コップに吸水性の高いアイテムをプラスして使うと、手や置き場が濡れずに済みますよ。

 

試してみてくださいね♪

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