甘くて栄養たっぷりのかぼちゃ。
しかし皮が硬いため、調理するときに苦戦する人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は「かぼちゃの皮を簡単にむく方法」や「かぼちゃの皮はそもそもむく必要はあるのか」などについてまとめてみました!
目次
かぼちゃの皮を簡単にむく方法
かぼちゃの皮をむくときに強~い味方になってくれるのが電子レンジです。
ひと口大にカットしたものを使う場合は、電子レンジとスプーンで簡単に皮をむくことができます。
- まず、かぼちゃの種とワタを綺麗に取ってから、かぼちゃをひと口大にカットし、水でサッと表面を濡らします。
- 切ったかぼちゃを濡れたまま耐熱容器に入れて、ふわっとラップをかけます。
- 電子レンジで加熱(500wで2~3分くらい)して取り出し、かぼちゃの粗熱を取ります。
- 粗熱が取れたらかぼちゃの身と皮の間にスプーンを差し込んでみましょう。
スッと簡単に皮が外れますよ。
加熱時間は量などによっても変わってきますので、初めは少し短めの時間に設定して、様子を見ながら調整するようにしてください。
ある程度の大きさがあるかぼちゃの皮をむく方法
ひと口大ではなく、ある程度の大きさがあるかぼちゃの皮は、包丁かピーラーを使うと良いでしょう。
・包丁を使う場合
- かぼちゃをくし形になるようにカットします。
6~8等分くらいが切りやすいです。
- 断面を下に、皮が横に来るようにかぼちゃをまな板の上に置き、包丁を入れる前にかぼちゃがぐらぐらせず安定しているかを確認しておきます。
- 包丁で皮をそぎ落とすようにしてむいていきます。
包丁の根元を使うと力が入りやすくなりますよ。
・ピーラーを使う場合
- かぼちゃをくし形に切ったらまな板の上に置いて、揺れないか確認します。
ここまでは包丁でのやり方と一緒です。
- ピーラーの刃をかぼちゃのカーブがある部分に当てて、皮をむいていきます。
端の方の皮は最後に向きを変えながらむくとやりやすいですよ。
ピーラーの場合はゆっくり、少しずつ動かして、皮をむくようにしましょう。
力をこめてしまうとかぼちゃの皮にピーラーの刃がガッツリ挟まって動かなくなってしまいます。
ピーラーは自分の手にフィットするものを選ぶと、よりむきやすくなるので、もし新しく購入する場合はちょっと意識してみてくださいね。
かぼちゃを丸ごと一個買ってみたいけど…使い切れるか心配
最近ではスーパーに地物の野菜が売られていたり、道の駅で農家さんが畑で取れた野菜を販売していたりします。
その流れで、丸ごと一個のかぼちゃが売られているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
丸ごと一個購入すると多いように思うかもしれませんが、カットしていない丸ごと一個のかぼちゃは、1~2か月程度は常温で保存が可能です。
しかもカッとされたものよりも割安でお得!
丸ごと一個のかぼちゃの切り方もご紹介するので、是非この機会に試してみてください。
かぼちゃ丸ごと一個の切り方
- まず、かぼちゃの皮を洗って、土などの汚れを取り除きましょう。
流水で30秒~1分くらい、たわしを使ってごしごしと洗います。
- 丸ごとをそのまま切るのは大変なので、やはりここでも電子レンジを利用します。
だいたい1~2分を目安にそのまま加熱します。
- かぼちゃをレンジから取り出します。
加熱直後はかぼちゃの表面がかなり熱くなっていますので、布巾などを使ってかぼちゃに触るようにしましょう。
- かぼちゃをまな板の上に置いたら片手でしっかり押さえて、ヘタの辺りに包丁の刃先を差し込みます。
そのままゆっくりと柄を下におろし、切っていきましょう。
- 今度は反対側に切れ目を入れます。
かぼちゃの向きを変えて、同じように切っていきましょう。
底の方が硬くて包丁で切れない場合は、包丁を抜いたあと手で割れば、簡単にかぼちゃを半分に分けることができます。
電子レンジで加熱する時間を長くし過ぎるとかぼちゃが早く傷んでしまうので、控えめにしておきましょう。
切り分けたあとはワタと種を綺麗に取り出してから、かぼちゃの切り口をラップで包んで、冷蔵庫で保存します。
そもそもかぼちゃの皮はむく必要があるの?
結論から言うと、実はかぼちゃの皮はむかない方が良いのです。
かぼちゃの皮には中の身の部分よりも、たくさんの栄養が含まれているからです。
・かぼちゃの皮には栄養がたっぷり!
かぼちゃには以下の栄養分が含まれています。
・βカロテン
・カリウム
・ビタミンB1、B2
・ビタミンC
・ビタミンE
・カルシウム
・鉄分
・食物繊維 など
この中でかぼちゃの皮に特に多く含まれるのが、βカロテンと食物繊維です。
βカロテンは免疫力を高めてくれたり、肌荒れを防止して美肌に導いてくれます。
食物繊維は便秘解消に効果的。
女性には特に嬉しい効果をもたらしてくれるんですね。
・かぼちゃの皮をむくメリット
「では、かぼちゃの皮をむくことは無駄なの?」と思う人もいるかも知れませんが、必ずしもそうだとは言い切れません。
皮をむいて面取りをしておくことで、煮物などの煮崩れを防ぐことができるため、綺麗な見た目に仕上がります。
また、皮がないことで口当たりも良くなり、より美味しく食べることもできますよ。
皮は全部食べなくてはいけない訳ではないので、部分的に皮をむいて調理するのもひとつの手段です。
皮のぶつぶつしている部分など、気になるところだけ取り除いて食べても良いですね。
かぼちゃのワタや種は食べられる?
「かぼちゃの皮が食べられるのなら、ワタや種も食べられるのでは?」
そう思ったアナタ!正解です!!
かぼちゃのワタも種も食べられる上に、皮と同じく、栄養分がたくさん詰まっているんですよ。
ワタの部分は食物繊維が豊富。
そのままでは食べにくいかもしれないので、ピューレにするのがオススメです。
種はよく洗って乾燥させてから炒っておけば、中の部分を食べることができます。
しかも種はスーパーフードと呼ばれるほど、栄養が豊富に含まれているのです!
「パンプキンシード」という名前でナッツとして売られているので、スーパーや製菓材料売り場に置かれているのを見たことがあるという人もいるのでは?
かぼちゃの種にはコレステロール値を抑えてくれるリノール酸や、骨の発育を助けてくれるマンガン、亜鉛なども含まれていますよ。
おやつ代わりとしても楽しめるので、是非一度食べてみてくださいね。
まとめ
かぼちゃの皮は電子レンジやピーラーを使うことで、簡単にむくことができます。
丸ごと一個買っても、正しく処理をして保存すれば長持ちしますので、お得にかぼちゃを食べることができますよ。
また、皮には栄養が実の部分よりも多く含まれているので、全部を皮むきする必要はありません。
ワタや種にも栄養があるので、良ければ一度食べてみてくださいね♪
コメント