シュークリームにかかせないのがカスタードクリーム。
シュークリームだけではないですね。
カスタードクリームをパンに塗って食べてもいいですし、タルトやケーキにも使います。
カスタードクリームを手作りしようとはりきったはいいものの、作ってみるとなんだか粉っぽくなってしまったってこと、よくある話です。
今回はそんな粉っぽくなったカスタードクリームについてのお話です。
・どうして粉っぽくなるのか?
・粉っぽくならないようにするためにはどうしたらいいのか?
・それでも粉っぽくなってしまったらどうしたらいいのか?
についてお伝えしていきますよ。
目次
カスタードクリームが粉っぽくなるのはどうして?
シュークリームを食べた時の中のカスタードクリームは格別です。
でもせっかくのシュークリームなのにカスタードクリームが粉っぽかったらどうでしょう?
ちょっと悲しいですよね。
このカスタードクリームが粉っぽくなる理由は二つ考えられます。
一つは、火の十分に通っていないということ。
火にかける時間が短かったり、十分に火がとっていないと、カスタードクリームの材料である小麦粉などもきれいに溶けないで粉っぽさが残ってしまうのです。
もう一つは、混ぜ方が足りないということ。
カスタードクリームを作るときは、小麦粉や卵黄、牛乳などを入れて、火にかけながら混ぜるわけですが、このときに半端に混ぜちゃいけないって話です。
とにかく必死にかき混ぜないとっていう人もいるくらいですよ。
カスタードクリームが粉っぽくならないためにはどうしたらいい?
では、粉っぽくならないためにはどのようにしたらよいのでしょうか?
ポイントがいくつかありますよ。
【よく火を通す】
火の通りが悪くて粉っぽい場合は火をよく通すということが必要です。
卵黄と砂糖、そして小麦粉などをまずはよく混ぜて、そこに温めた牛乳を入れて、さらに火にかけます。
この時に、牛乳を温めたからといって適当にするのではなく、ちゃんとふつふつと沸騰するまでよく火を通すというのがポイントなのです。
【コーンスターチを使う】
カスタードクリームを作る時に小麦粉を使う人が多いのですが、コーンスターチを使う人もいます。
または半々にするという場合もあります。
好みにもよるのでしょうけれど、私も以前、カスタードクリームを作ったときはコーンスターチを使って作りました。
その方が滑らかになるという感じがするからです。
小麦粉の粉っぽさもコーンスターチに変えるとやや解消されますよ。
【粉をふるう】
小麦粉でもコーンスターチを使っても、両方を混ぜて使っても、一度ふるいにかけて粉をふるっておくとダマになりにくく、粉にも均等に火が通って粉っぽさを予防することができます。
その粉を牛乳や砂糖などとよく混ぜるというところがポイントにもなってきますね。
【よく混ぜる】
カスタードクリームを作る時に、まずは卵黄と砂糖、そして小麦粉(またはコーンスターチ)をよく混ぜます。
これも良く混ぜておくのが良いのです。
また、この段階で、一度こし器でこしておくとダマになりにくく、なめらかなカスタードクリームになりますよ。
そして、後で温めた牛乳を入れて混ぜますが、この時もよく混ぜます。
さらに火にかけて混ぜますが、ひたすら混ぜます。
プロはホイッパーで空気を含ませるようにして混ぜるといいます。
そこまでできなくてもとにかく混ぜるというのが失敗しない方法です。
【牛乳は沸騰直前まで温める】
卵黄と砂糖、小麦粉を混ぜたあとに温めた牛乳を入れるのですが、これも沸騰直前まで温めた高温の牛乳を入れると良いですよ。
高温の牛乳を入れることで、卵黄と粉に素早く熱が通ります。
さらに混ぜながら火を通すことで粉っぽくなるのを防止することができますよ。
カスタードクリームが粉っぽくなってしまったらどうする?
それでも不注意で粉っぽいカスタードクリームができてしまった・・・という場合はどうしましょう?
もうそのカスタードクリームは捨てるしかないのでしょうか?
でももったいないですよね。
卵黄や牛乳などの材料も入ってますからね。
火の通りが悪いなと思ったら、再び弱火にかけて、よく混ぜてみましょう。
また、ダマになった部分が粉っぽいと感じるようであれば、一度裏ごししてから、牛乳を少し足して、さらに火にかけて混ぜてみましょう。
これでダマがなくなる分、粉っぽさも解消されるはずです。
まとめ
カスタードクリームって材料は気軽に手に入るものばかりなので、一見簡単そうに見えるのですが、実は難しいものだったりするんですよね。
失敗する人も多いでしょうし、私も失敗しながら、人に聞きながら作ったこともありました。
粉っぽくなってしまうのを防ぐ方法が分かったので、ぜひ実践してみてください。
これで、なめらかな、おいしいカスタードクリームができるはずです。
また失敗しないレシピなども良く目にするので、そうしたものを参考にしてみるのも良いですね。
コメント