大根には、辛いものと辛くないものがあります。
辛くない大根を買いたかったのに、食べてみたら辛かった…。
こんな経験をしたことがある方も少なくないのではないでしょうか。
今回は、辛くない大根の見分け方や辛味を和らげる方法などをご紹介します。
大根選びで失敗したくない方は、参考にしてください。
目次
良い大根の見分け方
野菜には、それぞれ新鮮なものの見分け方があります。
大根の場合は、どこを見るかご存知でしょうか。
辛くない大根の見分け方の前に、良い大根の見分け方を確認しましょう。
◎葉が緑色で、みずみずしく元気
大根を1本買うときは、もしあれば葉付きのものが良いとされています。
このとき、葉の色と様子を必ずチェックしましょう。
鮮度が悪い大根は、葉が変色し、しおれています。
◎葉の断面に「す」が入っていない
1本で売られていても、葉が切り落とされているものがありますね。
それでも、残った葉で鮮度を見極められます。
葉の断面を見て、「す」が入っていないか確かめましょう。
「す」とは、白い筋で、大根の水分量が少ない証拠です。
葉で見つけると、大根自体にも「す」が入っている可能性があります。
◎形が曲がっていない
私たちは、できるだけ見た目が綺麗な野菜を選ぼうとします。
実は、大根の選び方において見た目は重要です。
形がまっすぐ整っていて、丸みがある大根を選びましょう。
ときどき、先が分かれていて面白い形をした大根がありますね。
そうした大根は、育った環境があまり良くないと言われています。
◎白くて、みずみずしさとつやがある
鮮度が落ちた大根は、表面にシワが現れます。
変色がなく、みずみずしくてつやがあるものを見つけましょう。
カット大根の場合は、断面に「す」がなく、でこぼこしていないものが良いです。
「す」が入ると隙間のようなものができるので、水分が少ないのがわかります。
◎ひげ根の数が少ない
大根の表面にいくつかあるくぼみは、ひげ根が出ていた穴です。
水分量や栄養状態が良くないと、その分大根は一生懸命養分を吸収しようとします。
その結果、ひげ根の数が増えるのです。
大根を買うときは、ひげ根の数が少ないものを選びましょう。
◎重みがある
水分が多い大根は、重みがあります。
運ぶことを考えると軽いものを選びそうですが、しっかり重みがある大根にしましょう。
辛くない大根の見分け方
辛くない大根の見つけ方は、そこまで難しくありません。
ポイントは、先ほどもでてきた「ひげ根」です。
ひげ根やその穴が、綺麗に直線に並んでいる大根を選びましょう。
並び方がいびつな大根は、何かしらのストレスを感じながら育っています。
ストレスは人間とって大敵ですが、大根にとっても良くないのですね。
また、大根の辛味には季節も関係しています。
夏の大根は辛く、秋から冬の大根は甘いです。
品種の違いもありますが、冬は寒さに備えて糖分を蓄えるため、甘くなります。
さらに、大根の部位にも注目です。
葉に近いほど甘くなり、それぞれの場所で向いている料理も変わります。
葉がある側はサラダ、真ん中は煮物やおでん、先の方は辛めの大根おろしや漬物向きです。
作る料理によって、少し意識してみましょう。
辛味を和らげる方法
いくら慎重に選んでいても、辛い大根に当たってしまうこともありそうですよね。
サラダとして食べる場合は、空気や水にさらすと辛味が抜けます。
大根おろしの辛味を和らげる方法は、以下の通りです。
・繊維に沿っておろす
・目の粗いおろし金を使う
・時間をかけておろす
・食べるまで30分ほど時間を置く
・電子レンジで加熱する
大根の辛味は、細胞が破壊されて空気に触れ、酵素と反応することで発生します。
なので、大根おろしが辛いのは当然です。
大根おろしを作るとき、通常は断面を当てておろしますね。
この向きを変えて、側面をおろすようにすると辛さが抑えられます。
道具を変えたり時間をかけたりするのも、細胞の破壊を軽減できるので効果的です。
また、おろしてから食べるまで時間を空ける方法もあります。
ただ、この方法はにおいの発生や変色を招きかねません。
レモン汁や酢を入れておくと防げます。
抵抗がなければ、電子レンジで数十秒加熱する方法が簡単です。
時間をかけなくても辛味がなくなりますし、においも発生しません。
おわりに
いかがでしたか?
辛くない大根は、簡単に見分けられることがわかりましたね。
スーパーに行ったときは、少し時間をかけておいしい大根を見つけましょう。
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