エアコン以外で多く名前が挙がり、なおかつなじみ深い冷房機器といえば、扇風機です。
電気代節約のために扇風機だけで夏を乗り切るという人。
時間帯によってエアコンと扇風機を使い分ける人。
料理をするときに少しでも涼しくするために使う人。
就寝中にエアコンを使うのは苦手なので、扇風機のタイマーをセットしておく人。
使い方はそれぞれですが、さまざまな場面で活躍してくれます。
しかし、何でも使っていればトラブルは付きものです。
例年のように使い始めたけれど、急に風が弱くなり、涼しくなくなってしまった。
こんな経験をしたことはありませんか。
故障かと思ってしまいますが、自分で解決できる場合もありますので、その方法をご紹介します。
扇風機の風が弱くなる、または来ない原因
原因は2つあります。その1つはホコリです。
ホコリは面倒なものですが、扇風機にとっても大敵です。
扇風機は前から風を出すために、それ以外の方面から風を取り込んでいます。
そのため、後ろカバー、羽根、前カバーに少しずつホコリが溜まってしまいます。
カバーの網目に付いたホコリが風になびいているのを見たことはないでしょうか。
後ろカバーの網目にホコリが溜まれば、風を取り込みにくくなってしまいますね。
羽根にこびりつけば、重みで回りづらくなることも想像できます。
これらが重なって、風が弱くなってしまうのでしょう。
もう1つの原因は、羽根の向きを反対に付けていることです。
以前誰かが掃除をしたときに、間違えて付けてしまったのでしょうか。
逆回転していることに気づき、判明することもあるようです。
そもそも反対の向きに付けられるのかと思いますが、実際にある事例です。
ホコリを取り除く
羽根の向きが正しいのであれば、ホコリが原因である可能性が高いです。
掃除をするためには、カバーと羽根に分ける必要があります。
安全のため、コンセントは抜いてから取り掛かりましょう。
前カバーは、留め具などがあるはずなので簡単に取り外せると思います。
羽根と後ろカバーも、回す方向の矢印が書いてあることが多いです。
扇風機によって違いはありますが、初めての人でもそこまで難しくはないはずです。
カバーにホコリがたくさん付いているときは、掃除機で少し吸ってから取り外しましょう。
掃除方法ですが、汚れが少ないのであれば雑巾で水拭きすれば落とせます。
油汚れなど簡単に落とせない汚れの場合は、水洗いや浸け置き洗いが必要です。
食器用の中性洗剤を使って洗ってみましょう。重曹を使っても良いです。
落としきれないときはセスキ炭酸ソーダを使ってください。
洗った後は、カビや臭いを防ぐためにしっかり乾燥させてから組み立ててください。
羽根の向きを間違えないように組み立ててくださいね。
ホコリが付きにくくなる方法
掃除の回数を減らすために、ホコリが付きにくくなる工夫をしてみましょう。
使うものは、静電気防止スプレーです。洋服によく使いますね。
掃除の後、組み立てる前に羽根と前後カバーにスプレーを吹きかけます。
スプレーの代わりに、柔軟剤を少し入れた水で拭いても良いです。
また、扇風機用のホコリ取りフィルターも販売されています。
後ろカバーに付けて使います。花粉やペットの毛などを一緒に取るものもあります。
多少風力が落ちることもあるようですが、ホコリがよく取れると評判です。
扇風機が汚れないだけでなく、綺麗な空気が送り出されるようで気分も良いですね。
高価な商品ではないので、是非検討してみてください。
フィルターを付けたからといって安心せず、ときどきは交換しましょう。
まとめ
扇風機の風が弱くなる原因と対策について見てきましたが、いかがでしたか。
羽根の向きの違いには気づきにくそうなので、最初にホコリを疑う方が良さそうです。
扇風機に限らず、何でも掃除が大切だということがよく分かります。
これだけ厄介なホコリが何かの役に立つのか、そんなことまで考えてしまいます。
もしホコリを役立てる方法についての研究があったらとても面白いです。
最近は、羽根がなく見た目もおしゃれな扇風機も出ています。
普通の扇風機と違って分解できないので、その分掃除も少し楽そうです。
新規購入や買い替えを考えているなら、羽根なしタイプを選んでも良いかもしれません。
個人的には首に掛けて使う小型の扇風機が気になっています。
もし買うことがあれば料理をするときや掃除のときに使いたいです。
どの扇風機を使うにしても、エアコンと上手に組み合わせながら夏を乗り切りたいですね。
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