ウインナー、ソーセージなんてよく聞く言葉ですし、よく使う言葉でもありますね。
でも、ウインナーとソーセージの違いって、はっきり知ってますか?
フランクフルトなんていう言葉もありますね。
さらには、白いソーセージだとか茶色とか色までついてくるので、ますます混乱してしまうこともあります。
使ってはいるけれど、なんとなく使ってるところもあるので、この違いをはっきりさせてみようと思います。
この違いが分かることで、よりおいしく食べられ、おいしく調理できるかもしれませんよ。
ウインナー・ソーセージ・フランクフルトの違いとは?
まずは、ウインナー。
でも、ウインナーって単独で使うよりは、ウインナーソーセージって言う方が多いと思いませんか?
そうなんです。
ウインナーというのはソーセージの中の一種なのです。
それでは、ソーセージって何?ってことになりますが、ソーセージというのは、「腸詰め」のことなんですよね。
塩漬けされたお肉を挽いて、香辛料で味付け、それを腸に詰めたものを、乾燥させたり、燻製にしたりしてできるのがソーセージなのです。
このソーセージには、
ウインナーソーセージ
フランクフルトソーセージ
ボロニアソーセージ
などがあります。
一言でソーセージといっても種類があるのですね。
一番よく耳にするのが、ウインナーソーセージですが、これは、羊の腸に肉を詰めたもので、太さは20ミリ未満と決まっています。
羊の腸だったり、または人工のものを使ったものもあります。
私たちが良く食べるウインナーソーセージって、小さいっていうイメージがありますが、まさにそれなんですね。
ではフランクフルトソーセージはどうでしょう?
フランクフルトというのはドイツの地名ですが、この名前はそこに由来しています。
こちらは豚の腸が使われていて、太さは20ミリから36ミリまでのものです。
ウインナーソーセージよりも大きいものですね。
そしてボロニアソーセージというのは、あまり耳にしない人も多いかもしれませんが、これは牛の超が使われているものです。
太さはさらに太くて36ミリ以上のものです。
一般の家庭ではなかなか見られないかもしれませんね。
ソーセージといえばドイツ?
ソーセージといえば、ドイツが頭に浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
ソーセージの本場といえばドイツでしょうね。
ビールのおつまみにソーセージという風景はよく見るものです。
日本でいうソーセージというのは、ドイツでは「ヴルスト」と呼ばれるものです。
また、ドイツのソーセージには、
加熱ソーセージ
ドライソーセージ
調理ソーセージ
といった種類があります。
加熱ソーセージは私たちが良く食べるもので、ゆでたり焼いたりして食べるものです。
ドライソーセージはメットヴルストと呼ばれるもので、パンに塗って食べるもの。
パンに塗るというと想像がつかないかもしれませんが、ある人は「ネギトロ」という言葉で表現していました。
ネギトロにも見えるかもしれませんね。
固形のソーセージではなく、パンに塗れるタイプのソーセージもあるんです。
そして調理ソーセージはレバーや豚の血で作ったものを指します。
これはあまり日持ちしないものです。
こうしてドイツのソーセージは日本では見られない形でも食べられているのです。
ソーセージの白や茶色など色の違いは?
ソーセージといえば、だいたい茶色のソーセージを思い浮かべますが、中には白ソーセージと呼ばれる、白いものもあるんですね。
その違いはなんでしょう?
ドイツ語ではヴァイスヴルストと呼ばれるこの白いソーセージですが、ドイツのバイエルン地方の郷土料理なのだそうです。
仔牛のひき肉、豚肉をベースにしていて、そこにハーブやレモンで味付けします。
白ソーセージと呼ばれるのは、白っぽい色だからですね。
よく見かける茶色ではないのです。
これは午前中にしか食べられないという話があるほど、新鮮な材料を用いて作られるものなので、朝作られたものは、正午までに食べるという風習があるのです。
この白ソーセージは食べ方もちょっと違います。
ドイツのレストランなどに行って、この白ソーセージを注文すると、冷めないようにゆで汁に入った状態で出てくるのです。
そして付け合わせのプレッツェルと一緒に食べるようになります。
また、この白ソーセージは茶色のソーセージとはちがい、皮は食べません。
白ソーセージを取り出して、ナイフを入れ、皮に裂け目をいれて、つるんと皮をむくのです。
中身は柔らかく、味もまろやかですし、甘い風味のマスタードがよく似合います。
この白ソーセージに、ビールもまたよく似合いますので、午前中からビールというのもドイツではよくみられる光景なのでしょう。
まとめ
日本ではよくみられる赤いウインナーソーセージがありますね。
あれは、日本で生まれた日本独自のものなので、当たり前ですが、ドイツにはありません。
魚肉ソーセージも日本人は好きですが、これもまた日本が独自に開発したものなのです。
ドイツから渡って来た、ソーセージですが、日本でも日本人になじみやすいように、アレンジされているということなのですね。
でも本場のソーセージもおいしいものです。
本格派ソーセージも日本で多くみられるようになりましたので、ビールのお供に、ごはんのおかずに、おいしく食べてみたいですね。
コメント