サラダ油のサラダって何?どうやって作られるの?名前の由来と製造工程

サラダ油のサラダって何?どうやって作られるの?名前の由来と製造工程 料理・食べ物

油と一言で言ってもいろんな種類がありますね。

中でもサラダ油というのは、毎日の料理にもつかわれ、どの家庭にも常備してある油ではないでしょうか。

 

 

でも、サラダ油ってなんでサラダ油っていうのか知ったうえで使ってる人はどのくらいいるでしょうか?

 

この「サラダ」の意味は何でしょうか?
そしてサラダ油はどうやって作られるのでしょうか?

 

身近にあるサラダ油について調べてみました。

 

 

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サラダ油って?

サラダ油っていうからには、サラダに使う油のこと?

 

サラダ油という言葉からは、こんな風に想像ができますよね。
これも間違いではありません。

 

 

サラダ油というのは、サラダにかけても良し。
生でも食べられる食用油のことなのです。

 

 

このサラダ油ですが、実は日本で生まれたオリジナルな油なのです。
日本にしかないんですね。

 

これは1942年、日清オイリオが日清サラダ油を発売したのが最初なのです。
ここからサラダ油の歴史は始まりました。

 

 

では、そもそもサラダ油の原料って何でしょう?

なたね、大豆、とうもろこし、ひまわりなどなど・・・こうした原料から生まれた油がサラダ油なのです。

 

 

しかし、この原料を使っているからといって、すべてがサラダ油というわけではないのです。

 

サラダ油は、

 

・低温でも濁ったり固まらない
・一つの原料から作られた油

 

という条件を兼ね備えていなければなりません。

 

 

さらに、原料にも限りがあります。

 

既にあげましたが
なたね・大豆・とうもろこし

 

そのほかにも
ひまわり・ごま・べにばな・綿実・米・ぶどう

 

これらの9種類のどれかを原料としたものがサラダ油と呼ぶことができます。

ごま油とか、なたね油とか、紅花油とかっていうふうに呼ぶこともありますよね。

 

 

これは原料を指して言う言葉であり、サラダ油というのは、精製度を基準にして呼ぶ言葉なのです。

 

サラダ油は精製度ももっとも高い油として、多くの人に愛用されていますよね。

 

 

サラダ油の製造工程

それでは、このサラダ油はどうやって作られるのでしょうか?

 

 

サラダ油は、

 

原油→脱酸→脱色→脱ロウ→脱臭→精製油

 

という工程を経てできあがります。

 

 

まずは原材料である菜種だとか、とうもろこしなどから油を搾取します。

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この時に使われる方法が3種類あるのですが、なたねやべに花など、油分を多く含む種子類などには圧搾という方法で、油を搾取します。

 

また、油分が少ない大豆やトウモロコシなどでは、溶剤などを使って油を抽出します。

 

 

圧搾と抽出を合わせた方法が「圧抽法」と呼ばれるものですが、圧搾では十分に搾取できない油をこの方法でさらに搾取するのです。

 

こうしてできた原油を今度は脱酸、脱色という工程を経ます。

 

 

サラダ油って無色透明無臭ですよね。
色もニオイも製造過程でとってしまうのです。

 

 

さらには、ウインタリングという方法でロウ分を除去します。

低温で固まってしまうこのロウ分をろ過して除去することで、低温でも固まらないサラダ油ができあがります。

 

 

さらに、精密にろ過し、不要物を取り除いたうえでサラダ油が完成します。

 

もちろん、こうして作られたサラダ油は、さらに検査などの過程を通過して、お店に販売されるようになりますね。

 

 

サラダ油ってどんな料理に使えるの?

一般的にサラダ油はどんな料理に使いますか?

 

炒め物、揚げ物、何でもOKですよね。
もちろん、それでいいのです。

 

 

このサラダ油には、食材をコーティングするという働きがあるのです。

 

これによって、食材がもつ旨味が閉じ込められ、食材のおいしさを引き立てることができ、さらに食材をしゃきっと仕上げることもできるのです。

 

 

天ぷら油というのも売ってますが、天ぷらなどの揚げ物にも、このサラダ油は活躍します。
あまり汚れていなければ、2回目3回目と使っても大丈夫ですよ。

 

 

そしてサラダ油ならではの料理は生で使えるということ。

ドレッシングにも使えます。

 

 

そうかといって、サラダ油を直接サラダにかけてもなんの味もしませんよ。

 

サラダ油にお酢などの材料をまぜて、オリジナルのドレッシングを作ってみましょう。

 

 

まとめ

サラダ油ってこんな油だったんだ~って、始めて知った人も多いのではないでしょうか?

 

 

ところで、キャノーラ油という油も最近は良く見かけるようになりましたね。

 

キャノーラ油もサラダ油の一種です。
原料はなたねで、いわゆるなたね油のことでもあるのです。

 

なので、サラダ油がきれてしまったから、キャノーラ油を代用っていうことも、もちろん大丈夫です。

 

 

ただし。
キャノーラ油は炒め物や揚げ物には向いていますが、ドレッシングなどにはちょっと・・という声もありますよ。

 

 

ドレッシングなど生で使いたいときには、やはりサラダ油のほうがおいしくできるようですので、参考にしてくださいね。

 

 

油のことを少し知ってみることで、お料理によって油を使い分けることもできますし、安心して食べることもできますよね。

 

これを機に、オリーブオイルやその他の油のこともいろいろ調べてみると面白いかもしれませんよ。

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