最近の柔軟剤は良い香りのものが多いですね。
香りを付ける目的で柔軟剤を選ぶ人も多いのではないでしょうか。
しかし、うっかり多く入れすぎたりして、洗濯物が強烈なにおいになってしまうこともありますよね。
今回はそんな時に役立つ、柔軟剤の香りの取り方について、まとめました。
目次
最もシンプルな方法を一度試してみよう!
まず、なるべく何も使わずにおいを取る、シンプルな方法を試してみましょう。
お湯にしばらくつけたあと、水洗いをして天日干しにする。たったこれだけです。
できるだけ良く晴れた日を選んでやってみるのがおすすめ。
高温のお湯には殺菌、消毒効果と共に、においを取ってくれる効果もあります。
やけどをしないように気をつけながら、お湯に衣類をつけておきましょう。
しばらくお湯につけ込んだあとは、普通に洗濯をします。
においを落とすのが目的ですので、このときは洗剤を使わず、水洗いでOKです。
そして風通しの良い場所で、天日干しをし、しっかりと乾かしましょう。
日光にはダニや細菌を退治する効果と共に、嫌なにおいを消してくれる消臭効果があります。
乾燥をしっかりしないと今度は生乾きの嫌なにおいが残ってしまうので、注意しましょうね。
この方法でもにおいが取れなかった場合は?
先程の方法でもにおいが取れなかった場合は、以下の方法を試してみてください。
・無香料の衣類用消臭スプレーを使う
手軽に使える衣類用の消臭スプレーは便利なアイテムです。
これを使えばある程度は柔軟剤のにおいも緩和できるでしょう。
ここで肝心なのが「無香料のものを選ぶ」ということ。
香りが付いているものを使うと柔軟剤とスプレーの香りが混ざってしまい、余計においがきつくなってしまうこともありますので、注意してくださいね。
・重曹を使う
重曹には酸性物質のにおいを中和して消す働きがあります。
1リットルのぬるま湯に対し重曹を20グラム程度入れてよく溶かし、洗いたい衣類をひと晩つけ込みます。
その後はそのまま洗濯機に入れて洗濯し、しっかり乾かしましょう。
・漂白剤を使う
漂白剤を使うとにおいが取れることも多いです。
塩素系漂白剤と酸素系漂白剤があるので、洗いたい衣類によって使い分けましょう。
塩素系漂白剤は効果が強いものの、色落ちする可能性があるので、真っ白なシャツなど白い服のにおいを落としたいときにおすすめです。
逆に色柄ものは酸素系漂白剤を使うと良いでしょう。
こちらは1時間以上つけ置きして、そのあと洗濯をしてください。
最終手段!クリーニング店に相談してみよう!
以上の方法を試してもにおいが取れない場合、多少お金はかかりますが、クリーニング店に相談してみましょう。
クリーニング店の人は、いわばお洗濯のプロ。
専門的な知識と的確な対処法で対応してくれます。
一般家庭では手に入らない業務用の洗剤や消臭剤を使って、嫌なにおいもばっちり取ってくれますよ。
カウンターに店員さんがいるクリーニング店だと相談しやすいと思うので、近所にあればお店に持っていって、相談してみると良いでしょう。
最近耳にする「香害」とは?
最近の柔軟剤はとにかく香りが良いのが特徴です。
昔と比べて香り成分を高めたり、長時間良い香りが続くように工夫されていて、香り成分を特殊なカプセルに閉じこめ、衣服に長い間止まることができるように作られています。
このカプセル、割れるまで衣服に付いて止まるようになっているため、なかなか香りの効果も落ちないんだとか。
香りが長時間止まってくれるのは良いのですが、最近ではその香りによる頭痛やアレルギー症状などの健康被害を訴える人も少なくないのです。
この、香水や香り付き洗剤などの香料に含まれる香り成分から健康被害を生じることを、最近では「香害」と呼びます。
自分では良い香りだな、と思っていても、周りの人はそうは思っていない場合もあります。
もちろん好みもあるとは思いますが、あまりきつい香りの柔軟剤を選ぶことは避けた方がいいかのかも知れません。
柔軟剤の代わりにおすすめしたいのがクエン酸!
クエン酸はレモンなどの柑橘類に多く含まれる成分で、酸性のためアルカリ性の物質を中和する働きがあります。
一般的な洗濯用の粉末洗剤は弱アルカリ性のものが多く、洗濯後の洗濯機の中身はアルカリ性に傾いています。
ここで酸性のクエン酸を入れてアルカリ性を中和することで、洗濯物のごわごわした感じも中和できるという訳です。
使い方は普段柔軟剤を入れるのと同じタイミングで、柔軟剤の代わりにごく少量(1、2グラム程度)を入れるだけ。
クエン酸は無臭なのでにおいも残らず、柔軟剤ほどふんわりとはいかないものの、吸水性は得られます。
汗や水分を吸収するためのタオルやインナーなどにおすすめですよ。
おわりに
いかがでしたか?
柔軟剤の香りは良いものが多いので、ついつい使いすぎたりしてしまいがち。
適切な量を用いてお洗濯をし、気持ちよく過ごしましょうね。
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